ニットーコンとは(セラミックコンデンサ) ニットーコンとは、日東電磁が長年の研究から生み出した高周波大電力用セラミックコンデンサの商品名です。 セラミック素体は1,200度以上の高温で焼結し、直接銀電極を焼き付け、その上に端子を接合。端子以外の電極表面とセラミック素体に特殊塗装を施しています。 通常の高周波電力用に加え、側路用のものもあります。 ニットーコンの特長 小型・軽量で電力負荷に対する能力が高い 内部インダクタンス(誘導係数)が極めて少ない 絶縁抵抗が極めて高い 耐熱性・耐湿性に優れている 静電容量の温度係数が直線的・可逆的である 電気的性能が安定しており、経年変化しない 多品種が標準化されている 型番の基本命名法 ニットーコンには、例えば「RF-140S」といった型番が付いています。 この型番は、下記のようなルールで付けられています。 最初の記号(例ではR)は材質を表しています。 R=酸化チタニウム系 S=ステアタイト系 M=チタン酸マグネシウム系 B=チタン酸バリウム系 次の記号(例ではF)は形状を表しています。 F=円板形フランジ付 E=円板形 数字(例では140)は外径(mm)を表します。 最後の記号(例ではS)は端子の構造を表します。 S=ネジ付止め L=リード付 材質の種類と詳細 ニットーコンの主原料には、大きく分類して「酸化チタニウム系(R)」「ステアタイト系(S)」「チタン酸マグネシウム系(M)」「チタン酸バリウム系(B)」の4種類があります。それぞれの詳細な規格は、下記をクリックしてください。 酸化チタニウム系(R) 酸化チタニウム系(R)の規格表 ステアタイト系(S) ステアタイト系(S)の規格表 チタン酸マグネシウム系 チタン酸マグネシウム系の規格表 酸化チタニウム系(R) 酸化チタニウム系(R)の規格表